TOMOHIDE IKEYA
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Artist’s statement
Inspired by water's duality - life-giving and destructive - I explore its philosophical depths. Growing up in island nation Japan, surrounded by water from active volcanoes and frequent tsunamis, shaped my connection to this element. Shinto,my cultural heritage, views death as part of nature's cycle, much like water.
Underwater photography is a challenge. Limited movement, bubbles, light, and waves require split-second decisions amidst safety concerns. But chance encounters can create dramatic works - a testament to human curiosity and creativity in uncertain environments.
My art, influenced by ukiyo-e, Renaissance art, and sci-fi animation, reflects a subconscious fear of death intertwined with familiar culture. Bubbles in "BREATH" resemble stars, while "WAVE" evokes Hokusai's ukiyo-e with its minimalist background. 
Digital technology allows me to explore new mediums; The traditional material of fresco painting, plaster, is used and printed with UV ink to show how it hardens as it breathes.
Dancers, performers, and athletes like Kuroda and Yoshimoto become my underwater collaborators, their movements expressing the tension between life and death.
Through my work, I want to express the beauty of the contradictory existence of life and death in water, and the fragility and strength of human existence. Death is inevitable, but that is why life shines and is precious.

水の二面性、生命を育む一方で命を奪う存在に魅了された私は、水からインスピレーションを受け、その哲学的な側面を探求しています。島国である日本という環境で育ち、活発な火山活動による豊富な水と、世界で発生する20%の地震(マグニチュード6以上)による津波に囲まれた中で、水との深い関わりを持つようになりました。私の文化的なルーツである神道では、死は自然のサイクルの一部であり、水と同じように捉えられています。
水中撮影は、安全性への配慮に加え、限られた動き、気泡、光、波の影響など、様々な制約の中で行われます。瞬時の判断が求められる環境で、構図、光、タイミングを的確に捉える必要があります。しかし、偶然の要素を取り込むことで、計算を超えたドラマティックな作品を生み出すこともできます。それは、不確かな環境下でも創造性を発揮しようとする人間の好奇心と強さを表すものであり、同時に、儚くも美しい瞬間を捉えることの重要性も強調することができます。
浮世絵、ルネサンス美術、SFアニメなど、様々な芸術作品から影響を受けた私の作品は、無意識か意識的にか、心の奥底で抱える死への恐怖と身近な文化が融合しています。「BREATH」の気泡は星のように、「WAVE」の波は葛飾北斎の浮世絵のように、背景のディテールを削ぎ落とした表現は、日本独特のフラットな絵画表現を継承しています。
デジタル技術の進歩により、表現の幅が格段に広がりました。フレスコ画の伝統的な素材である漆喰を使用し、UVインクでプリントし呼吸をしながら固まる様子を表現しています。
黒田育世、吉本大輔など、各界で活躍するダンサー、パフォーマー、アスリートたちが、水中で生命力と死の狭間を表現する上で重要な役割を果たします。彼らのしなやかな動きは生命の躍動感を、力強い体は死への恐怖と戦う人間の強さを象徴しています。
 私は作品を通して、水に備わる生と死という相反する存在の美しさ、そして人間の存在の儚さと強さを表現したいと思っています。死は避けられないものですが、だからこそ生は輝き、尊いものです。

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